一般には受付順で組んでいますが、不得意建築物の整理等で調整する場合もあります。
6.被災地で調査する場合消防等の他団体との優先順位はあるのか。
判定する前にコーディネーター(行政職員)から注意事項を述べますが、特に順位はありません。その現場状況により他団体と調整します。
7.活動時に現地でトラブルがあった場合の措置はどうしたらよいか。
手帳P26~28で現地対応してください。
8.建築主から調査を拒否されたり、判定標識を貼ることを断られた場合の対応はどうすればよいか。
調査拒否、又は居住者等ともめた場合は、できる範囲で外部調査を行い、コメント欄余白にその旨を付記し、判定標識(判定ステッカー)の貼付を行う必要はありません(判定標識を剥がされた場合も同様)。 敷地内及び建物内部の調査を拒否… もっと読む »
9.1棟につき調査時間はどの位か。
木造で15分、その他で30分位が目安です。
10.アスベストが社会問題となっているが、判定活動時の対応はどうすべきか。
昭和63年に吹き付けアスベストの粉じん飛散防止策が謳われ、飛散性アスベストの対策は進んでいると思われますが、非飛散性アスベスト製品が使われた建物はまだかなりの数があると推測されます。破損していない限り飛散性は少ないようで… もっと読む »
11.判定活動はW、S、RC造でどの程度の割合になるのか。
新潟県中越地震での判定活動は、一戸建ての住宅が主体であったため木造が90%、鉄骨造が8%、RC造が2%というような割合でした。判定結果は「調査済」が55%、「要注意」が30%、「危険」が15%でした。
12.居住者が不在でも判定して判定標識(判定ステッカー)を貼ってもよいのか。
居住者の有無にかかわらず判定し判定標識を安全で見やすい所に貼付してください。後に居住者等が判断しやすいようコメント欄に安全対策等を記入してください。判定の責任は実施本部が負います。
13.判定時に危険なものがある場合、それを取り除いて良いか。
判定士の方の安全が第一ですので、危険個所には立ち入らず、コメント欄に記載してください。
14.ライフライン(給水・ガス・電気)はどの程度調査するのか。
ガス漏れや、電線の断線による危険についての確認は必要ですが、ライフラインの使用の可否についての調査は必要ありません。
15.現地での判定が最優先か、調査時にビデオ等を撮り再度検討の必要はないか。
被災地の住民はかなりのショックを受けているので、カメラ等の使用は避けた方がよく、即時な判定をしてください。特に使用の時は居住者の承諾を得てください。
16.判定対象に建築設備を含めなくてよいのか。
判定は原則として外観調査であり建築物自体を調査するものです。設備関係で気が付いたことがありましたら、調査表のコメント欄に記入してください。
17.調査項目の「1」、「2」、「3」の調査順を、「1→3→2」としている理由は何か。
事前に落下危険物を調査することにより、調査中の判定士の安全を確保するためです。
18.「調査2」及び「調査3」のうち、大きい方で危険度判定をすることになっているが、「調査3」の看板、機器類でCランクになった場ち合は、その建物を総合評価で「危険」とするのは現実的ではないように感じるが、どうか。
応急危険度判定は二次災害を防ぐことを目的としているため、落下危険物がみられる場合、建築物に損傷がなくても「危険」と判定してください。
19.「周辺地盤」の周辺とは、どの位までのエリアをしめすのか。
調査対象建築物の敷地に影響を及ぼす範囲と考えます。手帳P33を参照してください。
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