32.外観目視の調査とのことだが、構造部材が見えない場合どうするのか。特にS造の柱、梁や部材の損傷状況は内部調査を必要とするのではないか。
17
mar
2015
応急危険度判定の調査は、原則として建築物の外部から簡単な計測器等を使用し、目視により行います。
応急危険度判定の調査は、短時間に多くの建築物を応急的に判定し、その結果を居住者等に情報提供することにあります。
外観目視により判定が可能であれば何ら問題はありませんが、S造など部材の判定が、仕上げ材で隠れて困難な場合があり得ます。その場合には、仕上げ材やサッシ等の損傷状況で、地震時に建築物が受けた力の大きさがある程度判断できるのではないかと思われます。
そのことを念頭において判定を行ってください。
※注意
内部調査を実施するかどうかは、災害対策本部の指示に従ってください。また、判定士の皆さんの安全が第一ですので、危険を伴うような無理な調査は避けてください。